オヤマダさん
すぐ結果が出るもの、をやってるわけじゃないっていうのも、あるんだろうけど。だからその、久米田さんが言う結果っていうのはだからさ、その、半年後の売上アップであるとかさ、それだったら見たいよね。
ヨッシー
うんうんうん。
オヤマダさん
それだったら見たい感じはするけど、あんまりそこに、お寺の事業形態はそこにはないので。だから…。あんまりそこに対して明確な答えっていうのは出せないかなぁとは思うんだけど、でもやっぱり時間の感覚ってけっこう大事だと思うんですよね。
ヨッシー
はい。
オヤマダさん
んで、だから、自分の時に結果が出なくても、っていう、感覚。
ヨッシー
うーん。
オヤマダさん
その…。これを売って、まぁ、1000円です、みたいなさ。そういうのはさ、あの、そういう細かいのはあるだろうけど、おっきい目で見たら、その、結果が見たいっていうのはだから、これが、1000円で売れました2000円で売れましたっていう結果は、すぐ見れると思うんですよね。
ヨッシー
んー。
オヤマダさん
だけど、それとはべつに、それは、その、ね。永井さんの会社でさ、これを売りました、これはなんぼです、みたいなやつは、それはそれでいいんだけど、その結果と、それからでも、もう一つ持ってた方がいい、と思うんですよね。それはだから、その、孫の代であるとか、あの、次世代であるとか、その次の世代とかに残して。
ヨッシー
はい。
オヤマダさん
その、その次に残す結果、というか。んでこの二つの軸って持ってないと、こっちばっかりだと、気が狂う、と思うんですよね。
ヨッシー
あぁ…。
オヤマダさん
だからそのもう一方で、その、久米田さんが言う結果っていうのが、まぁこっちの結果っていうのもあるけど、もうひとつこっちに別の結果もあるよ、っていう、二つの軸で行くっていうか。
ヨッシー
んー…。
オヤマダさん
そうしないとこう、正気保てないと思うんですよね(笑) こっちだったらこう破産しちゃうかもしれないじゃないですか、どっかのタイミングで。だけどこっちの別な方では、っていう。そこがやっぱり、あの、時間軸っていうか…ですよね。あ、そうだ遠藤周作が同じこと言ってんだ。んとね…。「生活の時間と人生の時間」かな。
一同
へぇぇー。
オヤマダさん
「生活の時間」は、ほとんどの人がボロ負けだし傷ついて悲しいけど、でも「人生の時間」では負けてないっていうかさ。彼もそういう二つの時間軸の話してるんですよねぇ。そういうのなんか(検索して)出てこないかな?
ワーチャン
遠藤周作…。
オヤマダさん
んっとね、最後のやつです。一番最後の作品ですよ。
アツシ
『深い川』ですか?
オヤマダさん
あ!『深い川』だ!
アツシ
インドに行ってっていう話ですよね?
オヤマダさん
そうそう!
ヨッシー
へえぇー。
オヤマダさん
たぶんその二つ、持ってないと、たぶん正気を保てないっていうかさ。だってもうこっち(「生活の時間」)で勝負したってさ、もう、これしかなかったもうひたすら負け続けていくだけっていうかさ。
ヨッシー
んー…。
オヤマダさん
だけどもうひとつ自分で「人生の時間」っていうかさ。「人生の時間」によったものさしっていうか、そういうの持ってないと、やっぱり、うん。まともで居られる、社会じゃないと思う(笑)
ヨッシー
ありがとうございます(笑)
オヤマダさん
ほかにないですか? ぜんぜん、べつに、なんかあれば(笑)
シャッチョ
じゃあわたしから(笑) なんかいろいろ、こう、トリップしながら考えてたんですけど。なんかあの、最初、たぶんお会いして、お会いしたあたりとかは、なんかこう、地域おこし協力隊の肩書きがあって、たぶん地域のためみたいな、りんごのためみたいな、そういうのがたぶん、一番強かった時期だったのかなぁって思ってたんですけど。
オヤマダさん
うんうん。
シャッチョ
一年ぐらいこう、りんごと関わってみて、まぁたぶんその、自分のモチベーションに違和感を感じて、それこそちょっと正気じゃないというか、なんかこのまま続けていくのちょっと違うような気がするみたいなタイミングがあったなぁ、みたいなことを思い出して。
オヤマダさん
うん。