2023年6月17日。一足先に夏を楽しむバーベキューイベントをRINGO BASEで開催しました。コンセプトは「電車と肉と津軽の夏」。当日の様子を写真とともにお届けします。
ちょうどお腹が空き始める午前11:00。弘南鉄道大鰐線中央弘前駅に集合し、みんなで貸切列車に乗って石川駅まで向かいます。
貸切列車なので、今回のバーベキューに参加する人以外は乗っていません。各駅停車もしません。なかなか乗ることないですよね、貸切列車って。みなさん気兼ねなくおしゃべりしたり、運転席からの景色を眺めてみたりしていました。
20分弱の運行の合間に、ヒビノス林檎園のりんごジュースで乾杯しました。
「シードルとかも用意できればよかったんだけど…」とシャッチョは若干悔しそうでしたが、みなさんおいしそうにりんごジュースを飲んでいました。いやぁ、よかったよかった。
そうこうしている間に、石川駅に到着です。貸切列車って早いですねぇ。
今回初めて弘南鉄道大鰐線の貸切列車に乗ってみて、電車も非日常の入り口になるんだなぁと改めて感じました。ガタンゴトンと揺れる電車のリズム、徐々に緑の色味を増していく車窓の景色。日常からちょっとずつ離れていく感じ。なかなかいいもんだなぁと思いました。
弘南鉄道大鰐線石川駅から歩いて会場のRINGO BASEに向かいます。りんごの木々の緑もずいぶん濃くなり、枝にぶら下がるりんごの実もずいぶん大きくなってきました。時折り吹く風に枝が揺れ、葉っぱの擦れる音が涼しげに聞こえてきます。
会場に着くと、スタッフの皆さんがすぐにバーベキューを始められるように準備してくれていました。ストラックアウトや輪投げ、かたぬき、いも当てなど、バーベキュー以外にも楽しめるものがあり、その雰囲気はさながら小さな縁日のようでした。
炭の香りが漂い、食欲が刺激されます。さっそく各々食べたいものをお皿に取って、バーベキューがスタートです。お肉は地元の精肉店の川村精肉店で、野菜は産直のサンフェスタ石川で用意したものだそうです。どれもおいしそうで食べる前から口の中でよだれがあふれます。
いやしかし、炭でお肉が焼ける香りはいつ嗅いでもいいもんですね。少しずつ火が通り、表と裏をひっくり返しながら、好みの焼き具合までお肉を育てていくこの喜び。そして今だ!という瞬間にお肉を箸で捕まえタレにくぐらせ、口いっぱいに頬張るこの幸せ。お肉もおいしい野菜もおいしい、ビールも進む進む。たまりませんなぁ。
みんなで舌鼓を打ち、おしゃべりに興じる中、会場に気を配りつつ黙々と炭の用意をしてくれていたのは、ひろさき未来創造ラボのセイノさん。今回RINGO BASEとの共同企画ということで、いっしょに準備を進めてくれました。
子供も大人も楽しめる縁日のような雰囲気のバーベキューにしたいと、いろいろな遊び道具を持ってきてくれたのもセイノさんでした。お腹いっぱいになった子供たちがさっそくストラックアウトで遊び始めると、大人たちもわらわらと集まってきて「いいぞ!」「あぁ惜しい!」と声援を送っていました。そんな様子を、セイノさんも嬉しそうに見ていました。
あっという間の時間でした。天候にも恵まれ、終始涼しい風の絶えない居心地のいいりんご畑で、津軽の夏を凝縮したような時間を、みなさんそれぞれ楽しんでいたようです。帰りの時間も迫ってきたところで記念撮影。
後日、セイノさんに感想を訊くと、「垣根を越えていろいろな人たちが集まってくれて、すごいよかったんじゃないかな」と言っていました。僕もそう思いました。初めて会う人同士でも笑って楽しく過ごせる時間が流れるイベントって、なかなか貴重だと思うんですよね。
そういうものに、今回のバーベキューイベントはなっていたんじゃないかと思います。
Writer:RINGO BASE スタッフ あつし