雨が降ると、ちょっと嬉しくなる|りんご農家の”手しごと”

そうかぁ。今日雨なんだ。ざーざーなのかぁ。そうかぁ。

決して畑作業が嫌いなわけではないけど、雨が降ると嬉しい。休日に晴れると、畑に出なきゃいけないような気がしながらも、無理やり休日を満喫しようとする”ねじれ現象”が起こる。作業できないくらいの雨が降ってくれたほうが、もやもやすることなく、心置きなく別のことに没頭できる。

雨が降るりんご畑

RINGO BASEには、りんご農家を味わえる「りんご農作業」体験と「ナンニモシナイ」体験がある。そしてもう一つ、「りんご農家の手しごと」体験というものもある。

これは、体験の予約が入ったにもかかわらず、天候の都合でキャンセルが相次いだことを悲しんだわたくし永井が、新たに作った体験サービスである。

りんごの枝のリースを作る永井
FAB-RINGOを縫う永井
いい香りのするワックスバー

雨の中、これらのものを作っていると、りんご農家の手仕事の代表格である「津軽こぎん刺し」について考えたりもする。当時の人たちは、どんなことを考えて手を動かしていたのだろう。

いろんなドライフラワー

もし「りんごの農作業」体験や「ナンニモシナイ」体験を予約したにもかかわらず雨が降ってしまっても、がっかりしないでいただきたい。もしかしたらそれは、何か別の方法で手を動かすことに没頭するための言い訳を、雨が与えてくれたのかもしれないから。

Writer:永井温子(株式会社Ridun代表取締役)

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